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6件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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1947-11-06 第1回国会 参議院 司法委員会 第39号

政府原案では、第一條の第一項として、「私權ハ總公共福祉爲メニ存ス」いう規定を新設いたしましたが、衆議院におきまして、右の規定を「私權ハ總テ公共福祉ニ遵フ」ということに修正いたしました。更に第一條の第三項として、「權利濫用ハヲ許サス」という規定を附加することに修正をいたしたのであります。

鬼丸義齊

1947-10-30 第1回国会 衆議院 本会議 第52号

しかして、社会、民主國協共同提案、すなわち「私權ハ總テ公共福祉遵フ」ということは、「公共福祉爲メニ存ス」と異文同意でありまして、「公共福祉爲メニ遵フ」ということであるから、まつたく修正の意をなさず、同一の結果となるものであります。殊に、第二項において信義誠実の原則を掲げながら、権利の濫用を第三項に附加するということは、蛇足であると考えます。

明禮輝三郎

1947-10-27 第1回国会 衆議院 司法委員会 第50号

しかし委員會空氣竝びに他黨の委員諸氏の御意見を承りまして、第一條の一、すなわち「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」という規定が、論議の中心となりましたので、でき得るだけわれわれは協調いたしまして、私法の根本法である民法一條に、民事法全般に通ずる原則を表現いたしたいものと存じまして、民主黨國協黨の各委員諸氏と共同いたしまして、本修正案に到達した次第であります。

石川金次郎

1947-10-27 第1回国会 衆議院 司法委員会 第50号

從つてこの第一項の私權の本質をかくのごとく「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」というふうに規定づけることが、はたして妥當であるかどうか。またこの點に對する三黨の修正案である「私權ハ公共福祉ニ遵フ」という文言も、はたして妥當であるかどうかということを附け加えて、ここに檢討して見たいと思うのであります。  元來民法は、われわれの個人生活の上において生起する權利義務の關係を規定するものであります。

佐瀬昌三

1947-10-27 第1回国会 衆議院 司法委員会 第50号

元來本案は原案におきまして「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」ということになつておつたわけでありまするが、八並委員からも申し述べられました通りに、ややもいたしますると、たとえば人身權、特に生命に對する權利のごときに對する觀念から考えてみましても、生命權公共福祉のために存するというようなことになりますると、文言上から考えてみましても、不釣合のような氣持もいたすのでございます。

中村又一

1947-09-19 第1回国会 衆議院 司法委員会 第34号

次に民法の第一條の「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」という規定がございますが、これが政府委員の説明にいれば、おそらく民法の指導原理を規定したものであるとこうおつしやられるのでありまうが、それだけに本條はまことに重大でありますので、一言司法大臣にお尋ねをいたしましたいというのであります。

花村四郎

1947-08-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第17号

私は第一條の二までのことにつきまして、お尋ねしたいのですが、第一條に「私權ハ總テ公共福祉ノ為メ存ス」、こうこいう條項でございますが、これはこの私權のことだけを規定する民法上に、これを書かれることはどうかと思うのですが、これによりますと、相互契約における賃貸借、その他の純然たる私權でも、公共福祉のために存するというようなことになるのであります。

河井榮藏

1947-08-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第17号

しかし第一條規定のように「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」ということだけをここへ抽象的にあげるならば、これはむしろ不要なことではないかと思います。と申しまするのは、私權がすべて公共福祉のために存することは憲法の大原則でありまして、今さらここにこのまま移すということは、むしろ蛇足である。

酒井俊雄

1947-08-09 第1回国会 衆議院 司法委員会 第17号

荊木委員 改正民法の草案の第一條ですが、「私權ハ總テ公共福祉ノ為メニ存ス」、こういう書き方について、解釋はどうでもできますが、今御指摘の憲法の十三條「すべて國民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に對する國民權利については、公共福祉に反しない限り、立法その他の國政の上で、最大の尊重を必要とする。」こうある。

荊木一久

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